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吉野葛について

「葛」とは

葛の花

葛はマメ科のツル性植物で、その花の美しさから古来より多くの人々に愛され、紀貫之など多くの文人・俳歌人に歌われてまいりました。花・茎・根と全ての部位が利用できる大変有益な植物です。
花は高尚優雅を誇り、秋の七草のひとつに数えられ、お茶花として親しまれたり、また煎じたものは薬草としての効果があるといわれます。
茎からは強い繊維を利用した葛布が作られます。元々は衣服等に、現在ではテーブルクロス・壁紙など民芸品などとして生産されております。
そして葛の根から採取した澱粉が本葛粉です。

森野吉野本葛

晒し風景(吉野晒し)

葛の根に含まれる澱粉を、当地の極寒期に地下水のみで繰り返し精製、乾燥させた、添加物を一切含まない自然食品です。
葛粉の粒子は大変小さく、繊細で滑らかな食感が特徴です。併せてコシ、粘り、透明感に優れ、涼感を誘う夏の和菓子、また日本料理等、様々な食材に幅広く使われております。
また、体内に吸収されやすく、体を温め癒す効果があるといわれ、風邪など、体調を崩した際にも重宝されます。
当社が位置する大宇陀は葛粉の製造期である冬の冷え込みが大変厳しく、また純度の高い美しい地下水に恵まれております。このような条件のもとでは大変手間を要する製造中でも雑菌の繁殖が抑えられ、安定した高品質の葛粉を作ることが出来ます。
当地において、冬の地下水で葛を精製する工法を吉野晒し(よしのざらし)と呼び、こうして出来上がったものは葛粉の中でも特に良質な「吉野本葛」と呼ばれ、全国に出荷されます。
弊社が属する吉野葛製造事業協同組合は、地域ブランドを適切に保護するため、平成19年7月に特許庁より「吉野本葛」「吉野葛」に関して地域団体商標の登録許可を頂きました。

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